日経平均は小幅続伸

前場の東京株式市場で日経平均は小幅続伸。6月鉱工業生産指数は予想を下回る内容だったが、本格化しつつある国内企業の決算内容への期待感や、ドル/円が102円を抜けたことなどが市場心理の下支えとなった。

ただ今晩には、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や6月全米雇用報告、第2・四半期GDP速報値など重要イベントが予定されており、手控えムードも続いている。

経済産業省が寄り付き前に発表した6月鉱工業生産指数速報は、前月比3.3%低下の96.7で、2カ月ぶりの低下となった。市場予想の1.2%低下より悪化したが、市場の反応は薄い。一方、29日にホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)が通期業績予想を上方修正したことを受け、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やマツダ(7261.T: 株価, ニュース, レポート)など決算発表を控える自動車関連株が業績への期待感から、買いを集めている。

内藤証券投資調査部長の田部井美彦氏は「鉱工業生産指数は確かに悪い内容だったが、製造業では海外現地生産が進んで いる。ネガティブサプライズというところまでではない印象だ。前日の後場は引けにかけて値上がり銘柄が増えた。決算に対する期待感は根強く、きょうも引け 際にかけて高くなる可能性もある」と指摘する。

一方で「先週末からヘッジファンド系の買い仕掛けが入っている。おそらくFOMCにからめて動いているとみられる」(国内証券)と、ファンダメンタルだけで動きを解釈するのは難しい状況にあるとの声も出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり687銘柄に対し、値下がりが932銘柄、変わらずが193銘柄だった。

 

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